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あいこ.kの言いたい放題

どんな内容があろうと引くんじゃねーぞ!!

バンクーバーの事件から思うこと⑥

あいこ.kだよん。

日本に帰国する前日、いつもより長く出掛けていた。

天候も寒くなり日が落ちるのがいつの間にか早くなっていた。

あえて遅い時間に帰宅しようと思った。

行ったことのある場所を寄り道しまくって無駄に買い物したり、以前夜中に迷い混んだ道に入ってみたり…

1番大好きだったグランビルアイランドにももちろん行った。

終電なんて気にしないよ。

だって今日も走って帰るんだからさ。

いや、帰らなくて良いとも思っていた。

日本に一生戻らなくても良いってね笑

 

心の奥底で妄想していたんだ。

ちょっとメンヘラ?キモいことを言うが許してほしい笑

私は留学先で死ぬ運命にあるならそれでも良いと思っていた。

 

大学4年の夏。

複雑な心境だった。

来年には就職しなければならない。職場は決まっているが勤務先がどこになるのかもわからない。

社会人としてやっていける自信もない。

 

話は変わるが、日本に帰ったらもうひとつやらなければならないことがあった。

それはHIVの検査。

大学とはたくさん誘惑がある場所。

私は槍万だったよ笑

思い当たることがたくさんあった。

(もちろんゴムは付けてるよ)

大学4年になってから彼氏がいなくなりセフレもいなくなった。半年間誰ともセックスしなかったから留学から帰って来たら一度検査をしようと思っていた。

いざ受けようと思うと死ぬくらい怖いんだ。

原因がわかっていて、抗体が出るには最低3ヶ月かかる。それを待つ間みんなエイズ鬱になる。

私は陰性に決まってる。

そう思っていたからなんにも怖くはなかった。あくまでも念のため受けにいくだけなんだからさ。

でもね。

帰国する1週間前くらいから内心ビビってた。

もしかしたら…って帰国が迫るにつれて不安が大きくなるばかり。

 エイズになって死ぬ運命にあるなら、私はバンクーバーで事故や事件に巻き込まれて死ぬ方がましだ。そんなバカなことを考えていた。

笑っちゃうよね。

 

夜12時。ダウンタウンに架かっている大きい橋の上に立った。

夜景がものすごく綺麗だった。

日本に帰ったら現実が待ち受けている。

このままここにいられたらどれだけ幸せだろうか。

就職も、HIVもつまらない毎日からも逃げられるんじゃないだろうか。

若さと云うものは非常に怖いもの。

ただそれだけの理由でいっそのこと死にたいと思ってしまうんだから。

だから私は奇行が多かったのかもしれない。

 

このままこの夜景に吸い込まれたい。

誰かこの橋から突き飛ばしてくれはしないだろうか。

しばらくの間橋の手すりに腰かけて夜景を眺める。

死ぬ勇気もなければたくましく生きる勇気もない笑

 

とりあえず帰ろう…

もうあと数時間もしたら日本に帰るんだ。 

明日の夜には東京に戻って何もなかったかの様に毎日を送るにちがいない。

深夜の帰り道、誰もいない森を2時間かけてゆっくり歩いて帰った。

 

知らないうちに朝が来て気がつけば、もう東京の街。

いつもと変わらない風景がそこにはあった。

 

いっそのこと死にたいと思い自らバカなことばかりしていたけれど私の身には何も起こらなかった。

そしてHIV検査も陰性だった。

そういうものなのかな。

クズみたいな人間がやたら長生きして優秀な人間ほど短命なのかもしれない。

 

ただどれだけ自信があるからって、女が初めて海外に行って私みたいな行動はとらないで欲しい。

これが私からのお願いだ。

以上。